「塗る目薬」って知っていますか?
ハイサイ!安謝ファミリークリニック院長の高良です。
本日お昼休みに製薬会社の方から『塗る目薬』について勉強会を開いていただいたのでブログにまとめてみました。
花粉症やハウスダストなどによるアレルギー性結膜炎。
「目がかゆい」「充血する」「目薬を何度もさすのがつらい」――そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで点眼が苦手な方におすすめなのがアレジオン眼瞼(がんけん)クリームです。
アレジオン眼瞼クリームとは?
アレジオン眼瞼クリームは、
👉 まぶたに塗るタイプのアレルギー性結膜炎治療薬 です。
有効成分は、内服薬や点眼薬でもおなじみの
エピナスチン塩酸塩。(小児では飲み薬のエピナスチンDSがよく使われていますね)
従来は「目にさす」治療が主流でしたが、
この薬は まぶたの皮膚から成分が浸透し、目のかゆみを抑える という新しいアプローチのお薬です。
どんな症状に効くの?
アレジオン眼瞼クリームは、
アレルギー性結膜炎による以下の症状に効果があります。
-
目のかゆみ
-
充血
-
涙目
-
ゴロゴロ感
特に
-
花粉症の時期
-
ハウスダスト・ダニアレルギー
で症状が出る方に使われます。
使い方はとてもシンプル
1日1回、まぶたに塗るだけです。
基本的な使い方
-
手を洗う
-
指先に適量(片目あたり約1.3cm)を取る
-
軽く目を閉じ、上下のまぶたにやさしく塗る
※ 目の中には入れません
※ 塗った後は、1時間ほど洗顔や入浴を控えると安心です 就寝前がおすすめです!

※SANTENさんのwebサイトより引用:https://www.santen.com/jp/healthcare/eye/library/allergic_conjunctivitis/acream/howto
点眼薬(目薬)との違いは?
| 点眼薬 | 眼瞼クリーム |
|---|---|
| 1日2〜4回必要 | 1日1回でOK |
| さすのが難しい人も | 塗るだけ |
| 涙で流れやすい | 効果が持続しやすい |
「目薬が怖い」「子どもが嫌がる」「忙しくて忘れてしまう」
そんな方にとって、続けやすい治療法です。
何歳から使えるの?【よくある質問】
添付文書では「12歳以上」
正式な添付文書上の適応は 12歳以上 となっています。
これは、12歳未満のお子さんでの大規模な臨床試験データがないためです。
実際の診療現場では?
製剤説明会などで共有されている情報では、
10歳以下のお子さんにも使用されるケースは少なくありません。
最年少では 2歳で使用された例 もあり、
これまでに 大きな副作用報告はなかった とされています。
⚠️ ただしこれは「医師の判断のもと、慎重に使用された場合」の話です。
年齢外使用については、
必ず主治医と相談のうえで決めることが大切です。
副作用はあるの?
比較的安全性の高いお薬ですが、以下のような副作用が報告されています。
-
まぶたのかゆみ
-
まぶたの赤み
-
ヒリヒリ感
-
目の充血
多くは軽度で一時的ですが、
症状が強い場合や違和感が続く場合は使用を中止し、受診してください。
こんな方におすすめです
-
点眼が苦手な方
-
目薬を何回もさすのが大変な方
-
コンタクトレンズを使っている方
-
花粉症で毎年つらい思いをしている方
-
お子さんの点眼に困っている保護者の方
院長からひとこと
アレジオン眼瞼クリームは、
「目薬が当たり前」だったアレルギー治療の選択肢を広げてくれるお薬です。
特に、
「続けられない治療」から
「続けやすい治療」へ変えることは、とても大切です。
症状や年齢、生活スタイルによって
最適な治療は異なります。
気になる方は、ぜひ診察時にご相談ください。
まとめ
-
アレジオン眼瞼クリームは塗るタイプの抗アレルギー薬
-
1日1回で効果が持続
-
添付文書は12歳以上だが、実臨床では低年齢で使われることもある
-
使用は必ず医師と相談を
アレルギーでつらい季節を、少しでも快適に過ごしましょう。
