【要注意】トイレでのスマホ使用、その習慣が「痔」のリスクを高めているかも!?
ハイサイ!安謝ファミリークリニック院長の高良です。
皆さんは、トイレでついついスマートフォンを触ってしまう、という習慣はありませんか?ニュースをチェックしたり、SNSを眺めたり…。「ちょっとだけ」のつもりで、気づけば時間が経っていた、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はその習慣、もしかしたら「痔」のリスクを高めているかもしれません!今回は、最新の研究結果を交えながら、トイレでのスマホ使用と痔の関係についてお話しします。
トイレでスマホを使う人は「痔」のリスクが46%増!?
最近発表された米国の研究で、衝撃的な事実が明らかになりました。
「トイレでスマホを使う人は、使わない人に比べて痔の発症リスクが46%も高まる」
この研究では、大腸内視鏡検査を受けた125人の成人を対象に調査が行われ、実に66%の人がトイレでスマホを使用する習慣があることがわかりました。そして、トイレでのスマホ使用者は、そうでない人に比べて有意にトイレの滞在時間が長く、5分以上滞在する人の割合は、スマホ使用者で37.3%にものぼったそうです。
想像してみてください。スマホに夢中になっている間、あなたは無意識のうちに長く便座に座り続け、肛門に余計な圧力がかかっている状態です。これが、痔の発症に繋がる大きな要因と考えられています。
なぜトイレでのスマホ使用が痔を招くの?
痔は、肛門や直腸周辺の血管が腫れてしまう状態です。妊娠中や肥満、そして排便時の「いきみ」が原因で起こることが知られています。
スマホを使用していると、以下のような悪循環に陥りやすくなります。
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時間の感覚が麻痺する:面白い記事やSNSを見ていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。気づけば数十分が経過していることも…。
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肛門への負担増:長く便座に座ることで、肛門周辺の血管に重力がかかり続け、うっ血しやすくなります。
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集中力の分散:スマホに集中するあまり、排便という行為自体がおろそかになり、無意識のうちに力んでしまうこともあります。
これらの要因が重なることで、痔の発症リスクが高まってしまうのです。
今日からできる!「痔」予防のために気をつけたいこと
では、痔を予防するために、私たちはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
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トイレにはスマホを持ち込まない:これが最もシンプルで効果的な対策です。意識してスマホを置いてからトイレに行きましょう。
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排便は「数分以内」に済ませる:理想は3分以内と言われています。便座に座る時間を短くすることを心がけましょう。
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「ながら排便」は避ける:スマホだけでなく、本や雑誌などもトイレに持ち込まないのがベターです。
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規則正しい排便習慣を:毎日決まった時間にトイレに行く習慣をつけ、便意を感じたら我慢せずにトイレに行きましょう。
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食生活の改善:食物繊維を多く含む食品(野菜、果物、穀物など)を積極的に摂り、水分補給もこまめに行いましょう。便秘の解消は痔の予防に非常に重要です。
もし「痔かな?」と思ったら、お早めに医療機関へ
「少し痛みがある」「出血がある」など、痔の症状に心当たりがある場合は、放置せずに早めに医療機関を受診しましょう。早期に適切な治療を行うことで、症状の悪化を防ぎ、快適な生活を取り戻すことができます。
当院では、患者様のプライバシーに配慮し、安心してご相談いただける環境を整えております。もしご心配なことがあれば、お気軽にご相談ください。
トイレでのスマホ習慣を見直して、健康な毎日を送りましょう!
今回の論文はこちらSmartphone use on the toilet and the risk of hemorrhoids.
