噂のChat GPTの実力は
インフルエンザの流行は依然として続いており、当院でも1週間で100名程度の患者様がインフルエンザと診断されている状況です。多くの方は高熱、咽頭痛、関節痛症状で来院されておりますが、中には微熱程度や腸炎症状で来院される方もございます。
皆様、マスクや手洗いうがいといった基本的な感染対策がインフルエンザにとっては有効ですが、インフルエンザに感染したかもと思われた際は感染拡大予防のため、早めに治療を行うため(タミフルなどの治療薬は早期に飲む方がより効果が期待できます。)にぜひご相談ください。
さて、当院では事前問診システムにAI問診を採用しており、皆様に事前に記入いただくことでカルテの記載の省略することができ→診療の効率化→待ち時間の短縮できるように努めておりますが、そのほかにも事前に記入いただいた情報をもとにAIが考えられうる病名を医療者側に提示する機能があったことご存知だったでしょうか?(専門外の診療においては、考えていなかった病名を提示してくれることがあり助かります。)医療に対するAIの技術は、すでに画像診断の補助に使われていたり徐々に医療に徐々に欠かせないものになっていっております。
最近では検索システムとしてChatGPTが公開され無料で使えるコンテンツもあり話題になっています。医療の分野においてどの程度役に立つか試してみました。
まずは、急性胆嚢炎について教えてくださいと入力してみます。
なかなか説得力のある文章です、、、、
堂々とした文章で書かれており、医療関係者でない場合は全て信じてしまいそうですが所々間違った情報が含まれています。情報元が、インターネット上のデータとのことですのでChat GPTでは大まかな知識は得られますが全てを任せることは難しそうです。
インフルエンザについて聞いてみました
素晴らしい説明文です。
インフルエンザの説明に関しては、誤った情報は含まれていないようです。(抗熱薬という表記が気になりますが)学習した情報ソースに間違いがない場合はこのように、外に出しても問題ないレベルの回答が得られるようです。
最後に、日本のアニメについても質問してみました
いうまでもなく、ツッコミどころの多い怪答です。
AIが医療分野でも活躍していくことはもう間違いないことかと思われますが、全てを任せることは現時点では難しくまだまだ人間の出番が残されているようです。