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胃がんの原因はピロリ菌だけじゃない?最新研究でわかった驚きの真実

[2026.04.10]

ハイサイ!安謝ファミリークリニックの院長の高良です。これまで胃がん予防、胃潰瘍・十二指腸潰瘍予防にピロリ菌除菌が必要と紹介してまいりましたが、そのほかにも気をつけるべきことがありました。

今回の内容論文:「Streptococcus anginosus promotes gastric inflammation, atrophy, and tumorigenesis in mice」

1. 導入:ピロリ菌がいなければ安心?

「胃がんの原因といえばピロリ菌」というのは、今や常識になりつつあります。当院でも多くの方が除菌治療を受けられています。

しかし、最近の研究で「ピロリ菌以外にも胃がんを促進させる細菌」が存在することが明らかになりました。しかもその正体は、私たちの「お口の中」にいる身近な細菌だったのです。

2. 最新研究:『Cell』誌に掲載された衝撃の報告

2024年、世界的に権威のある学術誌『Cell』に、口腔内の細菌の一種である「ストレプトコッカス・アンギノーサス(S. anginosus)」が胃がんの発生や進行に関わっているという論文が発表されました。

  • どんな菌?:普段はお口の中にいますが、唾液と一緒に胃へ運ばれることもあります。

  • 何をする?:胃の粘膜に直接しがみつき、炎症を起こして細胞を「がん化」させるスイッチを押してしまうことが分かりました。

  • ピロリ菌とのタッグ:ピロリ菌と一緒にいると、さらに胃のダメージを加速させるという恐ろしい相乗効果も確認されています。

3. なぜ「お口のケア」が胃に効くのか

通常、胃は強い酸(胃酸)で守られているため、お口の細菌は死滅してしまいます。しかし、ピロリ菌に感染して胃のバリアが弱まっていたり、加齢で胃酸が少なくなったりすると、これらの細菌が胃の中に「お引っ越し」して定着してしまいます。

つまり、お口の中を清潔に保ち、胃に送り込まれる悪い菌を減らすことが、胃がん予防の新しい鍵になるのです。

4. 安謝ファミリークリニックからのアドバイス

胃の健康を守るために、今日からできる「新習慣」を提案します。

  1. まずはピロリ菌除菌:胃の環境を正常(強酸性)に戻し、他の菌を寄せ付けない体を作りましょう。

  2. 丁寧なセルフケア:毎食後の歯みがきで、お口の中の菌密度を下げることが重要です。

  3. 定期的な歯科検診:自分では落とせない汚れ(プラーク)を除去し、胃への「菌の供給源」を断ちましょう。

5. 結び:全身の健康はお口から

「胃」と「口」は一本の管でつながっています。当院では、ピロリ菌の検査・治療はもちろん、全身の健康を見据えたアドバイスを心がけています。

気になる症状がある方や、除菌後のケアについて詳しく知りたい方は、いつでもお気軽にご相談ください。

 

 

 

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