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インフルエンザ警報解除(那覇市)+特定健診について

[2023.03.15]

 3月も半ばに差し掛かり、新年度に向かって慌ただしくされているところかと思います。1月から始まったインフルエンザの流行ですが、先週の那覇市からの発表によると定点当たりの1医療機関当たりの1週間当たりの報告人数が5.58人と10人を下回りましたので、インフルエンザ警報解除となりました。

 コロナの流行も落ち着いており、卒業式や引っ越しなどイベントが多い年度末ではほっとするところです。流行は落ち着いておりますが、そのほかの感染症、溶連菌感染症や胃腸炎などが少し目立つようになってきておりますので引き続きできる範囲での感染対策をお願いいたします。

 4月からは新年度が始まりますが、当院では4月より特定健診の受託が可能となります。特定健診では
20~74歳まで(74歳からは長寿健診)が対象になります。

  • 身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)
  • 血中脂質検査(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール)
  • 肝機能検査(GOT・GPT・γ-GTP)
  • 尿酸検査(尿酸値)       
  • 血糖検査(空腹時血糖・HbA1c)
  • 尿検査(尿糖・尿蛋白・尿潜血)
  • 腎機能検査(eGFR,血清クレアチニン)

 上記の項目が必須となっており、必要に応じて心電図や貧血検査、眼底検査などが追加となります。
 どれも生活習慣を見直すきっかけになったり、思わぬ病気の発見に繋がります。実際これらの検査を自費で受ける場合は、必須項目だけでも検査代だけで5000円程度、診察料も含めると8000円にもなります。(実際は保険診療であれば1~3割負担ですが ※症状や診察で医師が必要と判断なければ保険診療では検査は受けられません。) 特定健診であれば、これらが無料になりますのでかなりお得な話だと思います。

 しかし沖縄県は全国でも有数の健診を受けない県のようです、、、、受診率は以下の通りになります。

 コロナ禍で健診の受診率の落ち込みが見られますが、ピークでも受診率は50%を下回っております。健診項目は確かに放置していてもしばらくは症状が出ることもなく、忙しい方にとっては煩わしいものかもしれません。しかし、放置していると10-20年後の健康が損なわれる可能性が高くなります。人生100年時代に近づいており、就業年齢も60から70代へ、70代から80代へと80歳になられても働かれている方も珍しくなくる時代になるかもしれません。(自分としては憂鬱な話ですが) 未来の自分のために健診を考えてみてはいかがでしょうか?

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