当院での胃カメラの様子
ゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか? 新型コロナも5類へ移行となり、外に出るとマスクをしていない方も増えてきました(私も屋外ではマスクはしていません)。このまま平常時に戻っていくといいですね。院内でもマスク解禁と言いたいところですが、コロナウイルス自体が変わったわけではないので病院内ではまだしばらくマスク生活が続きそうです。
さて当院では、胃カメラ・大腸カメラも行っておりますが実際の様子が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?先日、兄に胃カメラをしましたのでその様子をご覧いただきたいと思います。
当院では富士フイルム社の最新モデルにEG-840を使用しております。スコープの径が6mm程度と細いため鼻からの挿入が可能です。鼻からの挿入は口からの挿入と比べて、舌に接触することなく挿入でき嘔吐反射を減らすことができるため、胃カメラを楽に受けることができます。
また、鎮静剤を使用していない方は第二画面をご用意しておりますので自分の胃のなかをリアルタイムで確認することができます。鼻からの挿入の方は検査中に会話することも可能です。
鎮静剤(眠たくなるお薬)を使用して、楽に検査を受けることも可能です。鎮静剤を使用することによって呼吸が弱くなるなどの偶発症の可能性もあるため、モニターでしっかりと酸素濃度SpO2の測定などを行ったり、そういった偶発症が起きた際でも迅速に対応するために救急カート内に緊急薬剤やキットを用意することで安全管理に努めております。
検査自体は10分前後で終了します。
何か病変があったらと少し緊張しましたが、幸い何もありませんでした。
胃カメラの様子はいかがだったでしょうか?胃カメラの他にも胃の中の病気を見つける方法は、バリウムによる胃透視という検査や腹部エコー検査、CT検査などがありますが検査の精度は胃カメラに勝るものはありません。胃カメラの機械も近年どんどん進歩しており以前よりも大分楽に検査を受けることができるようになっております。