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お墓掃除と熱中症

[2023.08.23]

 連日、猛暑が続く中皆様どうお過ごしでしょうか?
    今年の8月22日は、旧暦の七夕でした。先週末は、お墓掃除に集まられたところも多かったのではないでしょうか。
 沖縄のお墓は大きいところも多く、掃除も大掛かりになりますよね。私のところでも一族集まっての墓掃除(草刈りがおもですが)がありました。朝の8時からスタートして10時頃には終わりましたが、あまりの暑さにしばらく動けなくなってしまいました。

 外での作業や部活動後に、体調を崩され病院を受診される方が増えております。暑熱環境における身体適応障害の総称として熱中症と呼ばれており、皆様もよくご存知だとは思いますが重症化すると大変危険な病気ですので、症状についてよく知っておくことも重要だと思います。

熱中症

 医学的には、熱中症をⅠ度(軽症)Ⅱ度(中等症)Ⅲ度(重症)に分けて対応しています。

 軽症では、めまい・発汗・筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)などの症状が見られます。このような症状が見られた場合は、速やかに日陰や風通しの良い場所へ移動し水分と摂取電解質の摂取が必要になります。
 中等症では、頭痛・嘔吐・倦怠感・虚脱感・集中力の低下が見られます。中等症まで進むとクーリング(冷たいもので体を冷やすこと)や点滴が必要になることもあり医療機関への受診が必要になってきます。
 重症では、著名な体温上昇が見られます(38°~)。意識障害や痙攣が見られる場合もあり、命の危険がある状態です。適切な対応(涼しい場所への移動・クーリングなど)をしつつ救急車を呼びましょう。全国でも死亡例の報告もありますので、躊躇してはいけません。

 熱中症も症状が進むと、病院への受診が必要になったり命の危険が及ぶこともあります。仕事や部活動など、休みたくない状況もあるかと思いますが軽症の段階で速やかに対処することが重要です。 
 私も今回の墓掃除は中等症一歩手前だったかなと感じており反省しております。皆様もどうかご自愛ください。

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