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感染性胃腸炎 嘔吐・下痢の対処法と予防のコツ

[2025.03.17]

 ハイサイ! 院長の高良です。先月から全国的に猛威を奮っている「感染性胃腸炎」。ノロウイルスやロタウイルス、O157など、原因は多岐にわたります。
 今日は「もしも家族が感染したら…?」「どう対処すべきか…?」に答える、実践的な知識をお届けします!

 感染性胃腸炎の基礎知識

 原因は?
「ウイルス」と「細菌」の2パターン!
 ウイルス性:ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど。風邪症状も同時に引き起こすことあります。
 細菌性:O157、サルモネラ菌、カンピロバクターなど。血便があればすぐに受診を!

  こんな症状に要注意!
   危険サイン:水分をとると吐いてしまう。尿が出ていない・唇がカサカサ・フラフラする→脱水の可能性大!

 自宅でできる対処法

 1. 水分補給は「少量×頻回」が鉄則!
▼コツ▼
 最初は5mLから:ペットボトルのキャップ1杯を5分おきに。
 OS-1が最適:塩分・糖分のバランス◎
 リンゴジュースを2倍に薄めてもokです!

 2. 食事再開のタイミング
▼ステップ式で安心▼
 STEP1:嘔吐が止まったら、水分だけで6時間様子見。
 STEP2:おかゆ・うどん・リンゴのすりおろしからスタート!
 STEP3:乳製品・脂っこいものは最後に!

  こんな時はすぐ受診を!
- 水分を全く受けつけない
- 血便や38℃以上の高熱
- お子さんや高齢者のぐったり症状

  感染を広げない!3大予防策

 1. 手洗いは「20秒ルール」で
▼洗い残しが多い部位▼
→ 指の間・爪の先・親指の付け根!「ハッピーバースデー2回」歌い終わるまで磨こう!
 意外と見落とされるのはスマートフォンの汚染です。トイレでスマホを触っていると菌やウイルスに汚染されてしまいます。しっかり手を洗っても意外な場所から感染するので注意しましょう !

 2. 嘔吐物処理は「防護装備必須」
▼安全な手順▼
1. マスク・手袋・ゴーグル(眼鏡でも可)を装着
2. ペーパーで拭き取った後0.1%次亜塩素酸で消毒
3. 汚れた衣類は「85℃1分以上」の熱湯消毒

 3. 家庭で作れる消毒液レシピ
▼キッチンハイター使用▼
 通常消毒(0.02%):水2L + キャップ2杯(10mL)    ※調理器具やドアノブ、便座、衣類の消毒に
 嘔吐物用(0.1%) :水2L + キャップ8杯分(40mL)
→ 金属は腐食するので水拭き忘れずに!

 院長からのひとこと
「下痢止めは使わないで!」
実は下痢は体の防御反応。無理に止めるとウイルスが長引き、重症化リスクが上がります。
まずは脱水予防に集中し、つらい時は迷わず点滴を!お気軽にご相談ください✨

感染性胃腸炎は「適切なケア」と「早めの受診」で乗り切れます。この記事が皆さんの健康を守るヒントになれば幸いです!

 昨年、購入したクメイサクラが開花しました。沖縄では赤みが強いカンヒ桜が一般的ですがソメイヨシノのような桜も実は育てることができます。もう少し育てて地植えしていきたいと思います。



 

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